プラダを着た悪魔



軽快さ ★★★★★
英文・単語レベル ★★★☆☆

大学を出たアンドレアは、New Yorkerでのライター職を希望していたが、もちろん新卒で無経験では難しい。
そこで、「1年この仕事をやりとげれば紹介状が書いてもらえる」という言葉にのせられ、ミランダのアシスタントをすることに。
ミランダは、ファッション業界では知らない者がいないほど有名な編集者。
NYの最先端を行く雑誌「Runway」の編集長を務める。

ところがミランダは、アシスタントを人とも思わない傍若無人ぶり。
自分の説明が足りなくとも、要求を満たさない者には容赦ない。
またその要求は「ミランダの双子の娘に1冊ずつハリー・ポッターの新刊を届ける」とか「ペットをグルーミングサロンに迎えに行く」「スターバックスのコーヒーを5分以内に持ってくる」などミランダのプライベートの御用達といったものばかりで、編集の仕事経験には役に立ちそうもない。

深く考えずにこの仕事をはじめたアンドレアだったが、そのうちに自分の生活が少しずつ侵食されていく。
ミランダがプライベートの時間にもひっきりなしに電話をしてくるおかげで、大切なボーイフレンド、親友、家族との時間が無くなり、築いてきた信頼関係も壊れていくなかで、ついにアンドレアは究極の選択を迫られることになる!

ファッション業界のトップを極めたひとって、皆こんな感じなのかな?
少なからずデフォルメされている部分はあると思うけれど、アンドレアのように
「仕事かプライベートか」の選択をせまられるときは誰にでもあるはず。
結末は、たぶんほとんどの読者が納得できる内容だと思います。
とても軽いテンポで進むので、厚さのわりには早く読めたけれど、内容はわりと考えさせられるものでした。

ブランドの服をタダでもらったり、セレブのパーティーなどに出席したり、パリ・コレに行ったりと、華やかな部分も多い職業だけれど、ファッションに興味のないアンドレアにとっては苦痛だったってことなんですよねー。
by english-books | 2008-07-06 13:00 | 少し慣れてきた中級者向け