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In Other Words: A Language Lover's Guide to the Most Intriguing Words Around the World
Christopher J. Moore Simon Winchester
0802714447


「言語ラバーのための・・・」というサブタイトルが気になって購入!
地域別に世界の言語をそれぞれ紹介していて、さらにその言語の特徴的で面白い言葉(文化と強く関連しています)をいくつか紹介しています。
特にヨーロッパ系の言語に興味のある私にとっては、マニアックな古代ギリシャ語・ラテン語・イディッシュ語まで紹介してあるのはたまりません。

日本語のところも興味深く読みました。
「Yokomeshi」なんていう言葉が取り上げられており、これは聞いたことが無かったのでGoogleで調べてしまいました。
なんといっても嬉しいのが「日本語は『美』を重んじる言語だ」という説明。「もののあわれ」は他の言語には無い、独特の文化ですものね。
世の中すべてのものに「美」を感じ取ることができる、「美」至上主義の国に生まれたことを誇りに思います。

言語についての本だけあって、使われている英語のボキャブラリーは少々Snobbyで難しいのですが、私のような言語オタクには一見の価値あり!!です。
# by english-books | 2011-10-22 10:44 | 上級者向け

Love, loss and what I wore

Love, Loss, And What I Wore
Ilene Beckerman
1565124758


この本って、タイトルと表紙から見てChicklit(若い女の子向け恋愛小説)かと思い、何気なく注文したのですが
一人のパワフルな女性が、人生の転機をその時に来た服とともに振り返っています。
母の死、初デート、親友の結婚、結婚、離婚、再婚、出産、就職など・・・
あなたは、思い出の服やコーディネートがありますか?

最後のページは少し考えさせられてしまいました。
# by english-books | 2011-10-20 03:25 | 初心者向け

「今、始める」習慣!

The Now Habit: A Strategic Program for Overcoming Procrastination and Enjoying Guilt-Free Play
Neil Fiore
1585425524


いや~これは大ヒットです。
私にとって。
邦題はなんと
「戦略的グズ克服術」
・・・なんか、グズって言われると悲しくなっちゃいます。本当のことだけに。
いや、原題では「グズ」とは言っていなくて
procrastinator (物事を先延ばしにする人)
と呼ばれています。
procrastinate が動詞です。(この本の1ページに1度はこの単語が出てくるので確実に覚えてしまうでしょう)

邦題は、インパクトを出すために「グズ」という言葉を使ったのでしょうが、procrastinatorは「グズ」ではないと思います。物事をやるのが遅いのではなく、「先延ばしにする」というだけのことですから。

procrastinatorは、特に
・繊細で人が自分のことをどう思うか気になる人
・完ぺき主義者
・良い子ちゃん体質
といった性質を備えた人が自然と陥ってしまう状態のようです。

でも、物事を先延ばしにしている状態の罪悪感って、嫌なものです。しかし、それも習慣になってしまうとあまり感じなくなってしまうんですよね、恐ろしいことに。この本を読んで、そのことに気づかされました。

「気分がのらないから」先延ばしにするのではなく、少しだけ自分に厳しくなって、「今」やる。そのことが結果的に、自分を大事にすることに繫がるのかな~っと。著者は「遊び」に重点を置くようにすすめています。罪悪感なしの、精一杯の「遊び」。いつの間にか忘れてしまっていたけど、それはすごく大事だなと思います。

なぜ?どうして?先延ばしにしてしまうのか?という分析から始まり、あの手この手で先延ばし癖を直していくようになっており、本格的です。これで人生変わりそうな気がします!
# by english-books | 2011-10-18 11:50 | 少し慣れてきた中級者向け

Don't Worry, Make Money: Spiritual and Practical Ways to Create Abundance and More Fun in Your Life
Richard Carlson
0786863218


「小さなことにくよくよするな!」(原題:Don't sweat the small stuff)の作者です。
これはお金儲けの本ではなくて、人生に対する不安や迷い、恐れを取り除くと金銭的にも精神的にも豊かな人生が待っているよ、と優しく愛情にあふれる口調で説いてくれます。
「小さなことに~」に負けずおとらず、こちらもロングセラーです。実は、私はこれを読むのは2回目。以前も色々と迷ったときでした。

章が小分けにしてあって、自分に当てはまるところだけを拾い読みしやすいです。人それぞれですから、ピンとこないところもあると思うので、そういうところは飛ばすと効率が良くなります。
その代わり、当てはまるところは2回読んだりします。朝読んで、夜読んだり。
私が特に共感した章はこちら:
・Experience Relaxed Passion (激しい情熱は続かない、静かな情熱を持ち続けましょうという話)
・Hire Up (自分ひとりで無理しすぎずアウトソースしましょう)
・Remind yourself that Your life begins now (過去の失敗をいつまでも覚えているのは他人ではなく、自分です)
・Find a Mentor (偉大な人たちは意外とアドバイスをしたがるものです、素直に学びましょう)

などなど。Amazonのレビューには「人生が変わった」なんてコメントもありますね!

著者のもう一つのベストセラー↓
Don't Sweat the Small Stuff and It's All Small Stuff: Simple Ways to Keep the Little Things From Taking Over Your Life (Don't Sweat the Small Stuff Series)
Richard Carlson
0786881852

# by english-books | 2011-10-18 11:22 | 少し慣れてきた中級者向け

類語辞典の活用

「英英辞典」と並んで活用してほしいのが、「類語辞典」です。

類語辞典では、単語を入れると、同じ意味の単語がたくさん出てきます。
例えば、「start」を類語辞典で引くと
begin, commence, get under way, go ahead, get going, (informal) kick off
というように出てきます。

ライティングなどをする際に、「start」を何度も使っている、もっとフォーマル(もしくはインフォーマル)な感じの
単語を使いたい・・などといった場面で類語辞典を使ってみてください。

英和辞典、和英辞典というように「日本語を介する」英語勉強方法は「英語脳」を作っていくうえで
妨げとなってしまいますので、類語辞典であれば、英語のまま理解し、考えて、アウトプットをすることが
できます。

英語のように、類語が多い言語では非常に有効な方法だと思います。

何度も言っていることではありますが、英語と日本語は全く異なる言葉ですから、
英語の学習時に日本語を入れるのはナンセンスともいえます。
「訳す」という作業は時間の無駄であるばかりか、上達を遅くしますので、英語の勉強をしている時には、
意識して日本語を排除するようにしてみてください。

Oxford Learners Thesaurus: A Dictionary of Synonyms
Diana Lea
0194752003

日本の電子辞書に入っている類語辞典がかなり小規模なことが多く・・・本格的に英語を学びたい方は紙の辞書もお勧めです。
# by english-books | 2011-10-15 00:43 | 洋書を読むコツ